土曜日は、ポイ活生活です。
今回は、”PayPay銀行 円ドル預金金利2%”です。
PayPay銀行 預金革命開始
先日、Yahooニュースを見ていたら、ソフトバンクグループのPayPay銀行が、2024年12月から円ならびに米ドル普通預金の両方に預け入れると、それぞれに年2.0%が適用するとの記事に目が留まりました。
※PayPay銀行サイトより
教科書的には、銀行の普通預金金利は、1年未満の貸し借りに適用される短期金利の動向に左右され、その短期金利は日本の中央銀行(銀行の銀行)である日本銀行(日銀)が政策金利を調整しています。
現在、日銀は政策金利を引き上げ方向で調整しているため、短期金利も上昇基調となっており、銀行も預金金利の引き上げに動いています。
最近、貸金庫窃盗事件で話題となっている最大手の三菱UFJ銀行などのメガバンクや、シェアNo1の楽天銀行などのネット銀行もすでに預金金利の引き上げに動いています。
そして、今回のPayPay銀行も楽天銀行からシェアを奪回すべく、顧客囲い込みの一環として、積極的な動きを見せているというわけです。
以前の普通預金なら、スズメの涙程度の利子しかつきませんでしたが、最近の物価高を受けて、預金金利も上昇してきており、嬉しい対応です。
ただし、注意を要するのは、円普通預金は基本的に元本保証ですが、ドル普通預金は為替変動の影響を受けるため、預入時より円高になってしまった場合、為替差損による元本割れリスクが生じる可能性があることを事前に認識しておく必要があります。
しかも現在のドル円水準は、歴史的な円安水準にあること、そしてドル円は日本より米国の経済状況の影響を強く受けますが、来年早々、あのトランプ氏が2回目の米大統領に返り咲きます。
実は、前回のトランプ政権の時には緩やかながら円高が進行していたので注意が必要です。
ということで、預金金利の高さだけに目を奪われるのではなく、リスク要因をきちんと確認した上で、利用すべき金融商品ということになると思います。